【仮想通貨】複数口座を持ってない!?1口座で取引をするリスクとおススメの取引所紹介
仮想通貨を始めた方。一つの取引所に全資産預けていませんか?
その状態だとさまざまなリスクがあるので、是非とも複数口座開設を検討してください。
手数料を多めに払ってしまっているリスク
手数料は仮想通貨取引を行う上でとても重要な観点です。
基本的に仮想通貨取引所はスプレット(売値と買値の値幅)が大きいので、仮に仮想通貨で大きな利益を得たとしても手数料としてかなりの値段を取引所に持っていかれることがあります。
しかし、取引所によってはその手数料がほぼかからないということもあるのです。
しかも取引所の中でも通貨によって手数料がかかるものとかからないものがあるんです。
ではここから具体的に手数料がほぼかからない取引所と通貨をご紹介いたします。
手数料がほぼかからない取引所と通貨
1,コインチェック
コインチェックはスプレットが大きいことで有名ですが、ビットコイン・モナコイン・ファクトム・イーサリアムクラシックは手数料ほぼ無料で取引することができるんです。
『販売所』では無く『取引所』を使えばね!※この取引所は取引方法を指します。
販売所というのはコインチェックから仮想通貨を買う方法です。この買い方だと買値と売値をコインチェック側に決められてしまうのでスプレットが大きく、余計に手数料を払っていることになります。
一方取引所というのはコインチェックを仲介したユーザー同士の取引なので、買値と売値は自分たちで決められます。ここではスプレットが発生しないので余計な手数料はかかりません。
少し厄介なのは取引所で売買できる通貨が限定されていて、今のところ上記で述べたビットコイン・モナコイン・ファクトム・イーサリアムクラシックだけしかできないのです。
ただこの4通貨を買うのであればコインチェック口座を持っておくと便利です。
販売所しかない他の仮想通貨取引所ではスプレットで手数料3~5%ほど持っていかれることもあります。これがほぼ無料になるのはものすごくでかい。
口座の開設方法はこの記事で解説しています。自分で言うのも何なんですが「本当にわかりやすい」です。10分あれば登録できます。
また、すでにコインチェック口座は持っているけど「取引所」での売買の仕方がわからないという方はこの記事の「3、ビットコインを購入」を読んでみてください。こちらも分かりやすく「取引所」の使い方を解説しています。
2,ビットフライヤー
ビットフライヤーではbitFlyer Lightningというサービスを展開しており、このサービスでは取引所として扱える通貨が5種類あります。しかも結構人気のアルトコインが取引所で買えるんです!
具体的な銘柄はビットコイン・イーサリアム・リップル・ステラ・ビットコインキャッシュです。ただしビットコインキャッシュのみ現物ではなくビットコイン建てのみです。
それぞれ手数料は日本円建ての場合0.01~0.15%。ビットコイン建ての場合は0.20%です。
販売所のスプレットに比べたら激安ですね!
操作性も抜群で取引スピードもかなり速いです。ビットフライヤーでは玄人向けと宣伝してますが、素人でもすぐに慣れますよ!
デモサイトで体験できるので、興味がある方は触ってみてはいかがでしょうか!
3,bitbank
bitbankは国内取引所でアルトコインをメインに投資したい方におススメです!
bitbank最大の特徴としてはやはり取り扱っている銘柄すべてが取引所で売買可能な点です。コインチェックやビットフライヤーでは販売所でしか買えなかった銘柄が手数料の安い取引所で手に入れることができるんです!
その銘柄数はなんと9銘柄!(2021/04/19時点)リップルやイーサリアムなどメジャーアルトコインはもちろん、BATやQTUMなどの少しマイナーなアルトコインも取引所で購入できるのです。
手数料は約0.1%(maker-0.02%,taker0.12%) これも販売所に比べれば激安です。BATとQTUMに至っては手数料無料ですし。
これはかなり大きなメリットだと思います。値幅の大きなアルトコインほど取引の回数は増えるので、手数料は侮れないんですよね。
4、バイナンス
ここは海外取引所なのですが、世界一大きな仮想通貨取引所です。
仮想通貨に少し慣れたら個人的にはメインで使っていいと思うレベルの取引所です。
メリットは上げたらきりがないのですが、まず手数料が激安です。取り扱っているすべての通貨(100種以上)は通常手数料で0.1%なのですが、バイナンスが発行するBNBを保有していれば驚異の0.05%。
このBNB自体もめちゃめちゃ優良銘柄で、仮想通貨バブル時から約20倍(BTCですら3倍)にもなったコインなのではっきり言ってバイナンスユーザーは買わない理由がないくらい。
他にもたくさんメリットがあり1記事書けちゃったので、詳しくはこちらの記事を見てください↓
そんなの読むの面倒だ。すぐにバイナンス登録する!!というせっかちな人はこちら↓
貰えるはずのコインが配られないリスク
先日、日本で人気の仮想通貨ネム(NEM)が大型アップデートをしました。
その際にブロックチェーンが分岐して新たな仮想通貨のシンボル(XYM)が誕生し、ネムの保有枚数と同じ枚数のシンボルが配られました。
が、自身のネムウォレットにネムを入れていた人はすでに配られているものの、取引所にネムを入れたままの人は未だに配られていない人が多いです。
というか、国内取引所では未だに配られていません。※追記:徐々に配られ始めました!
一応ほとんどの取引所ではシンボルを得られる権利を取得する「オプトイン」を行っているようなので全く配られないという事は無いと思いますが、日本は新通貨の取り扱い規制が厳しいので取引所に上場させるのはかなり先の話になるかと思います。
そうなるとせっかく取得できていたはずのコインが売りたいタイミングで売れないので、大きな機会損失につながります。
実際シンボルが誕生してから一週間で80円付近まで行きましたが、現在では40円を切っているので「1万枚保有予定の人は40万・10万枚保有予定の人は400万」の機会損失が出ています。
一方バイナンスを含む海外取引所ではすでにシンボルを配り終えているので、海外取引所勢は好きなタイミングで売ることができ、大きな利益を得ていました。
こういった事態は珍しいことでは無く他の通貨も同様のことが起こり得る為、機会損失を避けたいのであれば一つの取引所にこだわるのでは無く、複数の取引所を使うことをおススメします。
私の個人的としては国内の大手取引所ではコインチェック・そして世界最大の取引所であるバイナンスの2つの取引所は口座を作っておいて損はないと思います。
口座登録の仕方は下の記事でめっちゃ分かりやすく解説してますので、よかったら参考にしてみてください。
取引所破綻のリスク
これが一番恐ろしいリスクですね。昨今の取引所のセキュリティはかなり強固なようですのでそこまで心配しないでも大丈夫かと思いますが、万が一の場合に全資産を失うのは痛すぎます。
2018年に起こったコインチェック事件ではその直前に仮想通貨バブルがあり、取引所がかなり儲かっていたので返金してもらえましたが、普通580億円もの大金をキャッシュで払える企業などそうありません。
実際に仮想通貨界隈では有名な「マウントゴックス事件」ではハッキングによってビットコインが盗まれ、取引所が破綻しています。
その大事件から7年。裁判によって90%のビットコインが返還されるとの判決が下されましたが、まだどれだけの量のビットコインがユーザーに返されるのか明確には決まっておらず、今回の高騰時に売却できないという機会損失も大きいでしょう。
今のようなビットコインが高騰しだしている時はハッカーたちも活発なので、ハッキングリスクも通常より高まります。
万が一を考えて複数取引所に仮想通貨を分散させることは軽視されがちですが結構重要なリスクヘッジです。
「災害は油断している時にやってきます。」
予期せぬシステムトラブルによる機会損失のリスク
予期せぬと書いたのですが、実は結構起こり得るリスクなんです。
理由は簡単で「暴落時には一斉にアクセスが集まるから」です。
そう。機会損失が最も大きくなる暴落時に損切をしたいとき、全然注文が入らずにどんどん資産が目減りしていくという場面がけっこうあるんです。
もちろん複数取引所を使っていてもどこもアクセスが混んでいるとは思いますが、1分待てば大丈夫な所もあれば1時間経っても全然注文できないところもあります。(2017年のzaifは本当にひどかった…)
仮想通貨暴落時の1時間はけっこうでかいですよ!!普通に20~30%の損失が余計に増えたという事もあります。
挙句の果てにサーバーダウンなんてしようものならもうお手上げです。暴落を見守ることほど辛いものはありません(笑)
そういった意味では、強固なサーバーを持つ大手の取引所と少し規模の小さな取引所を併用していれば上手くリスクヘッジができると思います。
普段はほとんど気にならない点が多いと思いますがどの取引所も無料で登録できますし、作っておいて「後悔した」ということは無くとも「作っててよかった~」っと恩恵を受ける場面はいつか来ると思いますよ!
ではでは。